二度 死なない
色々な身辺の案件が漸く片付いて、撮影予定も暫くないから、少し落ち着いておざなりになっていた自分のことをやろう、と思う。
仕事を変えてあっという間に1ヶ月が経ち、毎日最前線で働かせてもらっていて、自分にも実現可能なものとして夢が持てる余裕が出てきたような気がしている。ありがたい。手続きが終わって愕然としたんだけど、今まで働いてきた自分の給料の日額は6,125円だったらしい。馬鹿だなあ、もっと早くに目を覚ましていたら。苦しいだけで、何も見えていなかったんだろうな、と思う。闇は、多分抜けてからじゃないと気づけない。
さて。
時というのは怖いもので段々と覚悟はできてきた。どんな結末になろうとも、受け入れなくてはならない。それでも私はリヴァイが『もはや英雄ではない』とは思わないよ。英雄に定義などない。翼を赤く染めても黒く朽ち果てさせても、立ち上がり続け背を向けず己が果たすべきことを為遂げ続ける限り、私はその姿を追いたい。
全てが『完結した物語』として炎にくべられ、その燃え逝く姿を最後まで見届ける、その日を夢見ている、よ。