夏秋冬が終わり、一つの選択と決断もして、漸く一段落ついたかなと思っている。
彼が存命のうちに祝うことができる最後の誕生日になるかもしれないけれど、悔いはない。抱えきれない不安はあるけれど、覚悟もできた。
どなたか失念したけれど、解釈として「もう時代を変えていく人ではなくなった、変革の象徴としての役割を喪った」姿が今の彼であると述べている方がいた。
私にとってはそうではない。彼はあらゆる可能性だった。不屈の象徴だった。希望だった。憧れだった。愛すべき不器用者であり、だからこそ私は彼を全力で愛した。彼が生きる世界を望んだ。彼が想うことを夢想し、私もまた夢を見た。そしてそれは、恐らくずっと輝きを喪わない光だ。時代がその場を過ぎ去ろうともずっと光り続ける。
人はとどまっていることはできない。勿論、自分も含めて。けれども、彼を愛した証は消えない。消えない、ひかり。
今年も沢山の夢を見させてくれて、ありがとう。幸せだったよ。
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