言わずに泣かずにしっかり忘れて前向こうと思ってたのに、自分で決めてたタイムリミット過ぎても戻れなかったから、結局打ち明けてしまった。だって、自分が心から愛しているものを。愛しているから大切にしたし、割とキツい痛みも犠牲も笑って乗り越えられたものを。
自分の中での鮮やかな青は憧れの象徴で、夢そのものだった。なにものにも混ぜ合わせたくなかった、あの青だけは。
「個人的な事情で活動をおやすみします」というのはとても簡単だけど、失望を理由に幕を下ろすような真似はしたくはない。
まぁ自分ひとりが創作の土俵から降りたとしても、誰かが困るわけでもないし「代わり」はいっぱいいるんだろうとも思う。
それでも、ずっと愛してきたものは、ずっとこの目に見えていた景色は、唯一無二であることを、心から感じて胸を張って降りたい。
から、泣いてもいい、まだ空を見る。