ブックマークして何度も何度も読んでいた作品があった。スマホのホームにショートカットまで置いて、ふとした時に何度も、何度も。それがある日、跡形もなく消えてた。すごい喪失感。寂しかった。裏切られたような突き放されたような気がした。勝手なもんだ。
その人と話したこともないのに、勝手にそんな気持ちになるんだ。初めから他人のものなのに、自分のものになっていたみたいに勘違いして、なくした寂しさを恨むんだ。これだから自ら生み出せない者は嫌いだ、と心底思う。自分を忌々しく思う。
願わくば、与えられるより与える側になりたいのに、与える側は創出してばかりでは枯渇してしまう。無力な自分では、その力の源さえ補填できない。でも、人の思いの向かう先は誰かに引き止められるものじゃないってこともよく知ってる。
変わらないもののことを考えながら、今日も私のことを信じきった顔をしているかわいいちびっこにほっとする。だいすきだよ。
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