写真集だけは作るまいと思ってきた。それは、生き様を語るものであってほしかった。そして、捲る度物語を感じるものであってほしかったから。
でもなぜかこのテーマに関してだけは、カタログでもいいんじゃないかと考えている。その魅力的な部分を余すことなく伝えるのだ。クルマに惚れ込んだ男の生活の、その一瞬一瞬が如何に素晴らしいか。
最高の眺め、彼だけが知るその角度、そのカオ。それに寄り添う男もまた、オイルまみれの横顔ですらどこかとても魅力的に見える。
そんなふうに感じてほしい。クルマ、欲しいな、って思ってもらえるような、そんなカタログである。
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