振り向けば、嗤うまりか。

thanks.

夢見続けた併せでの乗馬ロケが終わり、私の給料0.5ヶ月分が旅立っていき（笑）空っぽになるかなあと思いきや、割と満たされた思いでいっぱい。
正直写真としては自分の技量不足と状況に飲まれ過ぎてやりたかったことがやりきれずに終わってしまったこともあり、まだもう少しできたんじゃないかという悔しさはあるけれど、もしまた叶うならば次は駆け足で馬を駆ってみたい、なんて貪欲にも考えたりしている。

何より陸ちゃん、たあさん、牧場の方々みんながこんな私のちっぽけで子供じみた夢を本気で一緒に叶えようと、馬鹿馬鹿しいだなんて素振りも見せず真剣に向き合ってくれたこと、涙が出るほど嬉しかった。

お金さえ出せば大概のことは叶う時代だけれどもひとの心までは買えないし、自分のために割いてくれた時間、労力、成功させてやろうと向けてくれた気持ちは何よりありがたくしみとおる。

よく思うことだけど我々レイヤーは一つ一つの撮影自体が夢だったり悲願だったりするから、その実現のために大なり小なり力を貸してくれる方はみんな願いを叶えてくれる神様みたいなもので、そんな神様たちとの出会いを幾度となく繰り返し、いくつもの夢を叶えてもらう日々を送っているのだと、改めて感じて身の引き締まる思いがした。

自分は独りだ、なんて思ったりしてごめんなさい。きっとまたひとつ、忘れられない思い出ができたよ。

あしたまた

あの笑顔に会えますように、と。今はそれだけを願って。
何も背負うものはない、ちっぽけなただの人間になったとしても。ここで何より愛おしいあの笑顔を見ていることができるならば。

無題、あるいは弱音

なかなかいい撮影ができない。そして心もここに無い。
自分は必要か？自分の代わりなどいくらでもいるのだろう？という黒雲が振り払えないからだ。存在意義を亡くしたままで見る夢などどんなに膨らめ広げてみてもそもそも存在意義がないのだから叶わない。

ちやほやされたい訳ではない。ただお前が必要だ、お前がいい、と言われたい。気を引きたくて仕方のない犬のように浅はかでおどけた振る舞いをしてみなくともいいように対等に尊重し合える付き合いがしたい。
尽くすのは好きだ。但し応えは欲しい。
愛情ゴッコを勝手に始めて絶望して、勝手に幕引いてんのはこっちだろ、ってことか。哀しいな。全く。