振り向けば、嗤うまりか。

進撃に、リヴァイに、短いレイヤー半生を持っていかれました。悔い無き選択だった。原作はさいごまで見届ける覚悟ですが、捏造パロディ色々好きなだけやらかしつつ愛を燃やし尽くしたいと思います。たまに溺愛しているちびエレリ出没。
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進撃に、リヴァイに、短いレイヤー半生を持っていかれました。悔い無き選択だった。原作はさいごまで見届ける覚悟ですが、捏造パロディ色々好きなだけやらかしつつ愛を燃やし尽くしたいと思います。たまに溺愛しているちびエレリ出没。
結婚式というもの

結婚式というもの

もうずっと長いこと、コスプレは罪だなあと考えていた。キャラという姿を借りて、自分の人生では叶わないことを叶えることができる。ケッコンだって何度でもできる。やり直しがきかないことも、リベンジ撮影という名で上書きして塗り替えることができる。

でも今回、式が決まった時からトクベツで、それは「もうきっと結婚式は挙げられないんだろうな」と諦めていた夢が叶うとわかった瞬間で、人生一度きりの舞台を悔いないものにしようと思っていた。そう思わせてくれたし、一緒にそう思ってくれた。

あの決して立派ではないチャペルで、それでも綺麗に晴れた冬の空を望みながら、まっすぐ前を向いて立って2人で見た景色を、忘れないと思う。ヴェール越しに見た世界の美しさもヴェールを纏う時間の尊さも、全てが「結婚式っていうものは、こんな気持ちになるものなんだ」と感じる瞬間だった。もし自分が彼だったならば、世界がどんなふうに見えてどう感じられるか、それを感じるために撮影している…と、まさにその言葉通りの体験だったのかもしれない。

2人には感謝を尽くしても足りない。誰よりもリアルで誰よりも本気で、誰よりも幸福だったと思う。ありがとう、ありがとう。
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