2回目を漸く観てきた。
ふと気づいたら、初めて見た日のちょうど2ヶ月後が今日だった。2ヵ月前に観て泣いたシーンで恐らくまた、泣いた。もっと泣いていたかもしれない。
山下智久は、実際の病院での撮影の最中にもとどまることなく運ばれてくる現実の患者を見て、何も出来ない無力感に襲われたという。けれどもコード・ブルーを観て医師を目指すことを決めた、という声を聞き、それが自分の役割なのだと確信したのだそうだ。
人生を変える、ことまではできなくともいい、人の痛みに涙を流したり自分のことでいっぱいになっていた頭を他者のために向けることができたり、そういうものだから映画は素晴らしい、と思う。
そういえば、昨日樹木希林さんの最期のドキュメンタリーを観たあとに彼女が死の間際まで演じ続けた作品の一つが予告編として流れたのが印象的だった。
人は死ぬ。けれども何かを残し伝えることはできるはず。すごい人にならなくても、こうして生きてこれを残したのだと、自分だけでもいいから、わかって納得できるものを。
そして、あと10日。この日のための、もう一人のリヴァイ先生のための、ブラックエディション。胸を張って使いたい。
コメントを書く... Comments