どうか、今だけは。どうか、オレの前でだけは。
兵長に花冠を捧げるエレンくんはすごく撮りたい構図だったんだけど…ううう色味を変えて撮ってもらうべきだったと後悔;;リベンジしたいなぁ、悔しい。
どうぞと掲げられた花冠を、兵長は叩き落として踏みつけることだってできたのに。それでも彼は「愛してます」と熱病のように何度も繰り返す子どもの好きなようにさせてしまう。やめろでもなく、ありがとうでもない。相変わらず顰めたままの眉でただ揺れる。あるべき己と首をもたげた思いとの間で。
いつからこんなに弱くなってしまったのか。
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