「君がおらんと困るから。荷物捨ててでも自分守ってくれ」
こんなに身に沁みるメッセは初めてだ。子供染みた不条理への哀しみを、誰かに思いきり訴えたいのに私のそばには誰もいないのであって。卑怯と思いつつなーこたんにメッセを送った。完全なる甘えだ。
誰しも思いがけない事態が降りかかって、何故私ばかりがとただただ聞いて欲しいことがあるわけで。学校から帰って、辛かった出来事を母親に泣きながら話したあの頃と全く同じ幼稚な感情なわけで。
堪えねばならないものを彼女は優しくくるんで味方だよと言ってくれた。あなたは大事な子だよと、子供をあやすみたいに。ああ、だから彼女は母親なんだと改めて痛感した。
思えば私は数えきれない人に夢を叶えてもらい、傷ついたときは包んでもらい、愛情を多分に受けている。お返しはちっともできていない。
自分を見つめ直し、決意するときにふと見たくなる写真だから引っ張ってきた。屈すること、なかれ。
(2011.0904)
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